これが「リアルタイム業務報告」の効果のひとつでもある。

こうして、モールの人間全体で問題を共有することにより、可及的速やかな問題の解決を図ることができる。

この場合も麦江田から連絡を受けたモールの営繕課の人間が即座に対応をとった為に、この5分後には一応の補修が完了してしまった。さらにはその補修が行われているという情報がモールの人間に共有されているから、その作業について他の人間に対する余計な説明が不要となる。

もしも情報が共有されていなければ、補修をしている人間を誰何する、などということが起こってしまうだろう。