備品倉庫に向かって通路を共に進む麦江田と清水谷。

清水谷のほうは麦江田のことを知っているが、麦江田は清水谷のことをよく知らない。この時、備品倉庫で待ち受けていた西子は、清水谷と同道してきた麦江田の姿を認めると、厄介事を避けるために物陰に身を潜める。

無論、村絵にはまたも適当な嘘をついて共に物陰に隠れさせた。そうして何も知らないまま倉庫に到着した麦江田は清水谷に乞われるまま、備品倉庫の鍵を開けた。

本来、モールの開館中は備品倉庫の鍵を開けておくのが決まりだから、麦江田は鍵を開けると再び持ち場に戻っていく。